レッドクリフのあらすじ

曹操軍の軍勢に追われていた劉備軍は民と共に懸命に南に逃げていました。

しかし敵の進軍スピードが予想以上に速く一時は関羽、張飛の活躍で食い止めたもののこれ以上は他の策を考えなくては無理だと軍師の孔明は考えました。

そこで彼は劉備に南の孫権と共闘することを提案します。彼の身を案じながらも劉備は彼を孫権のいる呉へと派遣することに決めました。

呉に到着した孔明は早速孫権に共闘を提案するのですが彼の老人達から猛反対を受けてしまいます。

しかし巧みな話術で孫権を説得した孔明は呉の大都督、周瑜と共に曹操軍を討ち果たさんと力を合わせることになります。

決戦の舞台は赤壁です。数で劣る劉備、孫権連合軍は曹操軍に苛烈な戦いを挑むことになります。

総合評価 

評価:★★★★☆ (良い)
印象:泣ける・興奮・カッコいい

まずこの作品はアクションシーンのスケールの大きさとクオリティーの高さが素晴らしいです。

私はアクション映画を何本も見てきましたがここまで興奮するアクション映画はすぐには思いつきません。

なぜ星5つにはしなかったかというとこれは三国志を舞台にした映画なのですが実際の史実と少し改変されている場所が何点かあったからです。

映画オリジナルの要素があってもいいとは思いますが三国志ファンとしては少し残念だなとは思い、星4つとしました。

レッドクリフのここが良かった

アクションのクオリティーがとても高い

特に各将軍達は一騎当千の強者として描かれているのですが1人で何人もの相手を倒していく姿はとてもカッコ良いです。

私はこの映画を何度も見ているのですが戦闘シーンだけ何度もリピートしてみてしまうほどクオリティーが高いです。

私はアクション映画を何本も見てきましたがここまで好きになった作品はそう多くないです。

スポットを当てた登場人物の心理描写がとても上手

冒頭で自分の妻を亡くした劉備が「お守りできなくて申し訳ありません」と詫びる将軍に対して「お前が無事で良かった」と言うのですがこのシーン1つでなぜ彼がここまで将兵達に慕われるのかが納得できるようになっています。

また今作の悪役の曹操もやっていることは鬼畜の極みですが、どこか同情を誘うような描写が盛り込んであり非常に上手だなと思わされました。

今作は全編を通して少しくらいシリアスな雰囲気で進行していくのですが登場人物達が魅力的で本当に爽快な気分で視聴することができました。

作り手側も三国志の史実を相当理解しているなと言う印象を強く受けました。演者、脚本家双方が相当に魂を込めて生み出された作品だと感じました。

印象に残ったセリフ・シーン

孔明が孫権の元へ助力を求めに行くシーン

老人達から猛反対を受け、どうしようか決めあぐねている孫権に対して孔明は「我が劉備様は天に選ばれた方であるから戦っている」と少し孫権を挑発するような物言いをします。

これに対して孫権は怒るのですが「あなたは劉備様とよく似たお方だ」という巧みな話術で孫権の心を掴んでしまいます。

これは現在社会でもよく使われている落として上げるというテクニックで、この時孫権が戦う決意を決めるシーンがとてもカッコ良くて気に入っています。

呉の兵士の中に牛泥棒がいるとみんなが疑心暗鬼になっているシーン

ここで大都督周瑜は「牛泥棒ならば靴が泥で汚れているはず」と大声で言います。

呉の兵士達はそれを受けて狼狽え周りを見ることしかできないのですが周瑜が次に「全員あの泥沼まで走れ」と命令します。

これによって泥棒の真犯人は完全に分からなくなってしまうのですが「今回は牛泥棒に改心する機会を与える」と言ってお咎めなしということになりました。

これによって呉の兵士達は更に結束を強めることになります。軍の失態というマイナスを一気にプラスに変えてしまう周瑜の器量の大きさにとても感銘を受けました。

このシーンは今作の屈指の名シーンだと思います。

ダメだった所や改善点は?

実際の歴史と改変されている点のみ気になりました。やはり忠実に再現したものを見たいという人もいると思うのでそこだけは改善点だと思います。

こんな人にオススメ

アクション映画が好きな人なら絶対に見てほしい作品です。

男優の方達の派手な演技はもちろんですが兵士一人一人の動きもかなり演出と相まって迫力満点です。

また、歴史が好きだという人も見て損はないと思います。私は三国志が好きでそれに関する映画がないかと探していたらこの作品と出会いました。

その私からしても十分すぎる出来であったのでオススメです。またこれから三国志を知りたいという人もこの作品はとても分かりやすく視聴しやすいので良いと思います。