あらすじ
娘にあまり関心のない父親、愛情たっぷりの良き理解者である母に育てられ、その子は立派なギャルに成長する主人公さやか。

彼女の学校はエスカレーター式ということもあり、勉強は一切手を付けず小学生以下の学力。学校の先生は半ば諦め気味でいつもさやかをクズよばわり。唯一彼女を信頼し、可能性を信じてくれたのはやっぱり母親だった。

ある日母親から勧められエスカレーター式の学校から抜け出すため大学受験対策の塾に入ることになる。そこで出会う講師が彼女を励まし彼女の可能性を誰よりも信じてくれる。

もちろん壁にもぶつかるのだがいつも彼女の母親や講師、そしてギャル友が側にいてさやかを励ましてくれる。

何よりさやかには誰にも負けないガッツがあったのだ。彼女が周りを巻き込みながら成長していく姿が見事に描かれている。

総合評価 

評価:★★★★★ (非常に良い)
印象:泣ける・笑える・楽しい

面白さ(笑い)、感動(涙)、教訓、家族愛、ヒューマンドラマなどあらゆる要素すべてが含まれていて実に優れている作品だと感じました。

“非常に良い”の★5にしたのには、総合的に考えてマイナス要素が見つからなかったのと、私の期待をはるかに超えてきたという理由もあります。

もともと洋画の方が好きなので邦画にそこまで期待していなかったというのも事実です。

ビリギャルは今回私にとって期待を良い意味で裏切ってくれる作品でした。ハラハラもしたし、ワクワクもしたし、泣けたし笑えたし、良い2時間を過ごさせてくれたので★5評価です!

ビリギャルのここが良かった

人間の描き方が素晴らしい

特に、何があっても彼女を全力で応援してくれる母親と上手に励ましてくれる塾講師の温かみのある役柄が本当に素敵でした。私も周りにいる彼らにような人たちに感謝しないとと思わされました。

今は親子の間での虐待や殺人のニュースが後をたたないし、先生生徒間での問題も増える社会です。

今の若者はきっと周りの大人に対してほとんどと言ってもいいほど期待を抱いていないのではないのかと思います。

そんな中この映画をみると、不器用ながらにも子どもを信頼し全力でサポートしてくれる大人がどこかに絶対いることを分かってもらえるような気がしました。

また娘に無関心に見えた父親や、さやかをけなしていた学校の先生も、さやかの成長とともに一緒に成長していく様子が描かれていてそこも良かったです。

大人も子どもたちから学べること、刺激されることが沢山あるんだと認識させられる内容になっていたと思います。

人生の中で壁にぶつかっても、たとえうまくいかない時があっても本人が努力して変わろうと思えばいつからだって変われる。

またそんな人を見かけたら、せめて自分だけはその人を信じてサポートしたいと決意させてくれる教訓的な話でした。

印象に残ったセリフ・シーン

さやかが雨にびしょ濡れになりながら母親の働く職場に現れるシーン

なにかの糸が切れ、全てを投げ出したくなったさやかが、雨にびしょ濡れになりながら母親の働く職場に現れるシーン。

愛情たっぷりの母親がさやか見つけるとすぐに抱きしめて、家に連れて帰り、家の中で親子で会話するそこの流れがとても素敵でした。

母親ってこういう深い深い愛情を持って我が子が生まれた時から子育てしているんだなって、だから母親という存在はあんなに偉大で優しくてなんでも包み込んでくれるんだなって考えさせられました。

子どもの笑顔を見るためなら、子どもの幸せのためならなんだってすると我が子に優しく伝える母親。受験が嫌なら辞めていいんだ、いつも笑顔で楽しくいてほしいそれが大切なんだって言える母親。

吉田羊が演じる母親が本当に偉大で素晴らしかったです。

自分のメンツのために子どもを大学に入れたり、自分の叶わなかった夢を託すために子どもを励ますのではなく、その子が心からやりたいと思えることを周りがなんと言おうが(無理だと反対しようが)応援する姿勢は見ていて心から感動しました。

そのシーンではずっと涙を流していました。親になるとはこういうことなのかなと、まだ自分が体験していないことに対しても少し理解が深まったような気がします。

こんな人にオススメ

今から何かに頑張りたい、自分を大きく変化させたいと思っている人にオススメです。

ちょっと無謀かな、かなり努力しないと無理かなという大きい目標を抱いているそんな人を「私も頑張ろう!やってやるぞ!」という気にさせれる映画だと思います。

主人公が周りからなんと言われようが目標に向かって奮闘する姿にきっと自分を重ね合わせつつ、勇気付けられると思います。

そんなあなたを信じて応援してくれようとしている周りのあの人に対する感謝も深めることができるのではないかなと思います。